黄檗禅宗 瑞芝山 閑臥庵

  • 庭園 夏
開けぬとて 野辺より山に入る鹿の あとふきおくる 萩のした風

黄檗禅宗 瑞芝山 閑臥庵

「閑臥庵(かんがあん)」は山号を瑞芝山(ずいしざん)という黄檗宗の禅寺でございます。

江戸時代前期には後水尾法皇の実弟である梶井常修院の宮の院邸でございましたが、王城鎮護の為に貴船の奥の院から鎮宅霊符神(ちんたくれいふじん)をこの地に歓請し、初代隠元禅師から六代目の黄檗山萬福寺管長千呆(せんがい)禅師を招いて1671年に開山したのが当寺の起こりであります。

御所の祈願所として法皇自ら「閑臥庵」と命名し、御宸筆の額を寄せて勅号としたほか、法皇は、春に、秋に、和歌を詠んで庭を愛でたといわれ、御宸翰その他が今も伝えられています。

「閑臥庵(かんがあん)」「瑞芝山(ずいしざん)」のイメージ

閑臥庵に祀られている北辰鎮宅霊符神は、十千十二支九星を司る総守護神であり、陰陽道最高の神とされています。

その鎮宅霊符神は、平安時代の中ごろ円融天皇が方除・厄除の霊神とし京都のうしとら(東北)にあたる貴船に祀ったもので、天皇が陰陽師の安倍晴明に付託開眼させたと伝えれる金剛象で、高さ四尺五寸の神像です。

「閑臥庵(かんがあん)」「瑞芝山(ずいしざん)」のイメージ

祭事のご案内

一般拝観について

拝観時間 / 拝観料
拝観時間 13:00 ~ 20:00 ※最終は19:30までにおいで下さいます様、お願い致します。
拝観料 500円 -
1,200円 お抹茶、お菓子付き(14:00〜16:30)
取扱所 閑臥庵TEL075-256-2480

普茶料理

京懐石普茶料理

静寂に包まれた山内で
京懐石普茶料理

閑臥庵の京普茶料理は精進料理で、油を巧みに使うのが特徴で、薬膳料理と相通じるものがあり、材料からしても非常に健康的でこれを食し続けていた黄檗の高僧は、おしなべて長生きだったといわれています。

庭園墓地

庭園墓地 閑臥庵

静寂と陰影の庭園墓地
庭園墓地 閑臥庵

京懐石普茶料理で有名な閑臥庵(かんがあん)。幻想的なお庭を眺めながら精進料理を戴けるお寺として全国から足を運ばれています。陰陽師ゆかりの地ともされており、安倍晴明に付託開眼させたと伝えられる金剛像を祀っています。綺麗なお庭を通った先にあるひっそりとした場所にある隠れ家的庭園墓地。「鞍馬口駅」より徒歩3分の好立地で専用駐車場も完備。 四季折々の景観はお参りの度に心を癒します。

閑臥庵 庭園墓地入口
閑臥庵墓地
閑臥庵合祀墓

閑臥庵の庭園墓地に関しては、以下の指定業者へお問い合わせください。

当庵へのアクセス

〒603-8146 京都府京都市北区 烏丸通鞍馬口東入ル278

〇電車でお越しの場合

・京都市営地下鉄 烏丸線
・「鞍馬口駅」下車 1番出口より 徒歩3分
・当庵は鞍馬口通りに面しており、烏丸鞍馬口の交差点より東に約230mでございます。   (※鞍馬口通りは東向き一方通行です)

〇バスでお越しの場合

・市バス 37系統
・四条河原町・三条京阪方面より北大路バスターミナル・西賀茂車庫行きに乗車いただき  「出雲路橋(いずもじばし)バス停」下車 徒歩4分
 ・当庵は鞍馬口通りに面しており、出雲路橋の交差点より西に約250mでございます。   (※鞍馬口通りは東向き一方通行です)

〇お車でお越しの場合

・名神京都南、京都東ICより 約30分
・当庵は鞍馬口通りに面しており、烏丸鞍馬口の交差点より東に約230mでございます。   (※鞍馬口通りは東向き一方通行です)
※当庵近くでのカーナビゲーションはルートを外れる場合がございますのでご注意下さい。

陰陽師 安倍晴明開眼の霊符神像を祀ったお寺
黄檗禅宗 瑞芝山 【閑臥庵】

黄檗禅宗 山号・瑞芝山(ずいしざん)
本尊 釈迦如来(本堂)
鎮宅霊符神(鎮宅堂)
開山 黄檗山萬福寺管長千呆(せんがい)禅師
通称 鎮宅さん

閑臥庵の伽藍

御廟 鎮宅霊符神が祀られている
石炉 本廟の正面にあり、陰陽道のシンボル、五芒星(晴明九字)が刻まれる
狛犬 陰陽道のシンボル五芒星(晴明九字)が刻まれる